2016年11月16日水曜日

一柳中学校作成の『防災マップ』を掲示しています

 今年は熊本地震(4月)、鳥取県中部地震(10月)など大きな地震が発生しています。こうした災害への対策は大きく3つの区分=自助・共助・公助に分類されると言われます。

 「自助」 = 自分で自分を助ける(守る)こと
 「共助」 = 家族や地域、企業が共に助けあうこと
 「公助」 = 行政による救助や支援

 こうした対策は年代に関わらず、ひとりひとりが自覚を持って取り組むことが重要で、具体的な防災対策を考える際に活用されるのが『(地域)防災マップ』と呼ばれる地図です。この『防災マップ』づくりに一柳中学校の2年生が取り組み、中川区在宅サービスセンターでの掲示用に贈呈いただきました。


 1年生で学んだ“地震のメカニズム”が始まりで、2年生になり、地域の防災力を高める「共助」の必要性を学び、「防災マップ」を用いた情報発信を取り組みに選んだそうです。夏休みの宿題として、生徒さんそれぞれが近所の危険な場所を確認し、9月の授業で街歩きを行い、マップを完成させました。
「避難所」や「危険な場所」などを、分かりやすいよう工夫して記載してあります。

「災害時の支援資源(企業等)」の情報も記載されています。

贈呈には、なかがわ災害ボランティアネットワークの
下田代表も駆けつけ、応援メッセージをいただきました 。

 リーダー役の生徒さんからは「自分と周囲の人の命を守るために役立てていきたい」、「たくさんある中から大切な情報を選ぶのが難しかった」といった感想を聞かせていただきました。
 生徒の皆さんの頑張りと、先生や関係者など多くの皆さんのご協力・ご指導があって完成した『防災マップ』。 多くの方に見て・知っていただくことが「自助」や「共助」の防災力向上につながると思います。区役所や消防署などにも掲示されていますので、足を運ばれた際には是非チェックしてみてください。(渡辺)

記念の集合写真、皆さんありがとうございます!