2014年12月10日水曜日

昨年に引き続き、防災講座@市立工業高校

12月10日(水)の午後、
市立工業高校機械科3年生40人の皆さんと
防災について考える防災講座を
行いました。

この授業は、課題研究の時間の中で、
「地域」「ボランティア」という要素を取り入れた取り組みをしたいという
ご相談をいただき、
年に1回行ってきて、
今回4回目、防災講座は3回目になります。
(昨年度の防災講座の記事は→こちら



今年度は、
「帰宅困難になったら・・・」というテーマで
外出先で災害にあったら
どうするか考えてみる講座にしました。

最初に、
東日本大震災で、
陸前高田市の職場で被災し
ご家族やご近所の方などを失い、
現在、愛知県で生活されている
鶴島さんに、被災時のお話をしていただきました。


ご自身が取材を受けたTV番組を見ながらのお話も
震災から時間は経っていますが、
まだ現地は復興には至っていないというお話や
当時、不便で辛い生活を送っていたご自身も
愛知県で生活をしていると
あまりの便利さに
当時の生活を遠く感じてしまうこともある
などとお話しいただきました。

鶴島さんのお話は
あまりにも生々しく、
聞いていて辛くなることもありましたが、
昨日まで隣にいた人が
ある日突然いなくなることの辛さ、
それは決して他人事でなく、
大地震が来ると言われ続けている
この名古屋でも起こり得るということを
あらためて考えないといけないのでは
と思わされました。

貴重なお話、ありがとうございました。




また、地元の昭和橋学区の浅野会長さんにも
昭和橋学区での防災の取り組みなどを
お話しいただきました。






後半は、4つのグループに分かれての
グループワークを行いました。
学校にいる時に災害にあったらどうするか?
学校に残るのか?、家に帰るのか?
残るなら、必要なものは何か、どんな情報が必要か、
また、帰るならどんなもの・情報が必要か
などを、自分の頭で考えるワークです。

皆さん、積極的に意見を出してくれましたよ。

徒歩帰宅支援マップを見ながら、どんな風に帰るか考えました

ワーク終了後は、
グループごとに発表してもらいました。
色々な意見が出たみたいですね。


最後に、この授業の企画を一緒にしてくれた
災害ボランティアネットワークの方にコメントをもらいました。

なかがわ災害ボランティアネットワークの下田さん
限られた時間でしたが、
皆さんが「自分のこと」として、自分の頭で考えてみるということが
できていたら、この授業は成功だったかなと思います。

今回も、
市工業の皆さんのために、
ボランティアさん、地域の役員さんにご協力いただきました。
ありがとうございました。


(ゆき子)