親子と一緒に、おこしものとひな飾り作りを楽しむ会を開催しました。
おこしものは、愛知県などで桃の節句に供えられる和菓子で、「おこしもん」、
「おしもち」などとも呼ばれます。
熱湯でこねた米粉を木型に入れて型を起こしたり、木型から押し出すことから、そう呼ばれているとも言われているそうです。
この日使う木型は、みつば会のみなさんや、会を共催した本会の地域福祉活動計画委員さんなど、たくさんの方が持ち寄ってくださいました。
どれも各家庭で長い間、大切に使われてきたもの。
右の木型はなんと、江戸時代から伝わるものだとか!
思い思いの木型に、あらかじめ食紅で色をつけた生地を少しずつ入れ、
その上に白い生地を押し込んでいきます。
木型から出して、蒸すこと30分あまり。華やかなひな菓子が出来上がりました!
蒸し上がる時間を利用して、おひなさまの工作も行いました。
お母さんたちから、「20年ぶりの折り紙。新鮮でした!」
「子どもに教えられるようになりたい」など、うれしい感想をいただきました。
みなさんで「いただきます!」
アツアツを、砂糖醤油などをつけていただきました。
もちもちした触感で、素朴な味わい。
小さな子どもたちも、おいしそうにほおばっていました。
みつば会のみなさんに、いにしえ?のひな祭りをインタビューしてみると……
「昔はひな段がなくてねえ。箪笥の引出しを段々にあけてひな段にしたのよ~」
みつば会のみなさんと親子さんたちで、子どもさんのこと、古今の子育て事情などなど
話しながら、おこしものをいただきました。
参加してくださったみなさん、
協力してくださったみなさん、
ありがとうございました!
これからも地域の伝統や文化、
先達の知恵などを通して交流できる
機会を作っていきたいと思います。
《参加者の感想》
*普段ひな菓子は作ることがないし、名古屋地方の風習が体験できてよかったです。
*世代をこえて交流でき、一緒に楽しむことができました。
*小さい頃、祖母が作ってくれたのを思い出しました。とてもなつかしかったです。
*毎年和菓子屋さんで購入していますが、初めて作り方を体験しました。すごく楽しかったです。
(伊藤ゆ)