6月に福祉体験学習を何回も行った高杉中学校で、
授業で取り組んだ福祉学習についてのまとめを発表する会があるということで、
見学に行って来ました。
1年生5クラスを4グループに分け、「視覚障がい」「聴覚障がい」「高齢者」「車いす」の
それぞれの分野を勉強してきましたが、
各グループ40人くらいが、それぞれ役割を持って発表してくれました。
◎視覚障がいグループ◎
ガイドヘルプ体験、点字体験などを通じて、
視覚障がいの方へのガイドの仕方や
画用紙に大きく6つの点を書いて点字の仕組みについて発表してくれました。
また、校内に点字表示をつけてくれました。
◎車いすグループ◎
学校に避難してきた車いすの方が避難場所の体育館に行くまで、
色々な障害があるということを劇仕立てで発表してくれました。
色々な障害は、みんなが手伝うことによって解決できるということも
教えてくれました。
◎聴覚障がいグループ◎
みんなで覚えた「世界で1つだけの花」を1コーラス歌って
くれました。
ちょっと恥ずかしそうな子もいましたが、
無事、他のグループから拍手をもらっていました。
◎高齢者グループ◎
体験を通じて感じた、高齢者の身体的特徴や
認知症サポーター養成講座で学んだ認知症のことなど
画面に映して発表してくれました。
限られた時間の中、クラスを超えたみんなで協力して準備した発表。
すごくよく出来ていて、感動しました。
ここで何回も考えたことを、今後の日常につなげてもらえればと思います。
また、この授業を行うにあたり、
多くの講師・ボランティア・企業の皆さんにご協力いただきました。
数えたら、延べ30人以上の方に学校に足を運んでいただき、
限られた授業時間の中で、どうやって生徒さんに理解してもらおうか
伝え方を工夫するなど準備をしていただいたり。
中川区の生徒さんが少しでも、福祉のことを考えてくれれば、
と言うほど大きなことでなく、
自分以外の色々な人の存在を知って、色々なことを感じて欲しい
という気持ちだったと思います。
本当にありがとうございました。
(ゆき子)