2016年11月29日火曜日

みつば会 お出かけ企画その2

11月29日(火)には、
広見会場、JA下之一色会場で、あおなみ線ささしまライブ駅に近いJICA中部へ出かけました。

JICAでは、開発途上国の継続的な発展や自立を目指して、専門技術者やボランティアの派遣、外国からの研修生の受け入れなどを行っています。この日も建物の中に何人もの研修生の姿が。
「身近にこんなに外国とつながっている施設があるんだね~」と、みなさん感心しきり。


 
外国の研修生たちは、2週間から、長い人では半年間も日本で専門的な知識や技術を学ぶそうです。研修生たちが勉強したりくつろいだりする談話室や、環境に配慮した建物の様々な設備なども見せていただきました。

1階にある「なごや地球ひろば」は、国際協力について考える体験型ゾーン。



近年は、特に日本の災害への取り組み
防災=BOSAIが海外からも注目されているそうです。防災について学ぶ外国からの研修生も多いとか。
日本の経験や技術が、こんな分野でも活かせるんですね。



自転車をこいで水をろ過する仕組み。災害時や水の課題を抱える地域でも活躍します。


職員さんのお話を聞くと、貧困や食料、環境など、世界の国々が抱える課題は
けっして遠い国の問題じゃないんだと感じます。
買うこと、食べることなど、自分たちのふだんの生活についても考える機会となった1日でした。
 (伊藤ゆ)


2016年11月28日月曜日

みつば会 お出かけ企画その1

外出に最適な気持ちのいい季節。
みつば会でも、短い秋を楽しもう!と、お出かけプログラムを実施しました。

11月11日(金)、
中島会場と富田北地域センター会場で
名古屋城へ。
雲ひとつない絶好のお出かけ日和です。





会場ごとの色別名札をつけ、はつらつサポーターさん(※みつば会の運営ボランティアさん)を中心に班で行動することに。
また、この日は観光ガイドボランティアさんにお城を案内していただきました。
黄色いはんてんが目印。
白木の本丸御殿へ。

各部屋の役割、襖絵や天井の細工、復元の過程などなど、見どころ、聞きどころ満載。
「なるほど~」「すごいね~」と感嘆の声が上がります。

ガイドさんの話にすっかり惹きこまれ、400年前の時代に想いをはせるみなさん。



ガイドさんの説明を聞きながらの散策は、楽しくて勉強になり、
名古屋城の魅力を再認識した気分。ステキなガイドをありがとうございました。
お天気にも恵まれ、「楽しかった!」「みんなで来られてよかった」と、
充実のお出かけプログラムとなりました。

みなさん、お疲れさまでした。
そしてがんばってくれたはつらつサポーターのみなさん、ありがとうございました!
(伊藤ゆ)

















2016年11月22日火曜日

なかがわ男塾③ 男性介護者同士で語ろう!学ぼう!

 なかがわ男塾も3回目を迎えました。
今回のテーマは『 男性介護者同士で学ぼう!語ろう! 』で
男性介護者・介護経験のある方を対象とした講座です。

まず、男塾OBさんが昨年習ったコーヒーを入れて出迎えてくれ、
コーヒーのいい香りの中、始まりました。


前半は、ミニ講座として

特別養護老人ホーム 共愛の里 施設長 上田真稔さんに
施設の紹介、施設を活用した頑張りすぎない介護について














中川区東部いきいき支援センター 職員 水谷卓司さんに
アルツハイマー型認知症を患ったご両親の10年に及ぶ介護体験談













をお話いただきました。

その後、グループに分かれて、
ご自分の介護・置かれている状況・気持ちなどについて語り合いました。




とにかく、『自分のことを語る!』
それ自体がとても意味深いものだということを感じました。

何か特別な介護の知識や情報交換が必要なのではなく、
ただ、ご自分の状況を語り、
それを状況は違っても同じ介護している人、介護経験のある人が
「うん、うん。」と聞く。
そんな時間がとても重要なんだと思います。


参加された方同士
『あんた、よく頑張ったなぁ。』と言葉がかけられたり、
『今、このタイミングに、いろんな人の話を聞くことができてよかった。』
『これから、行く道だからね。』など

様々な感想をいただきました。



皆さんにとって、とてもいい時間になったのなら、本当にうれしいです。(幸)



次回の男塾は最終回『簡単即席みそ汁の素 みそ玉づくり&交流会』
12/6(火)13:30~ 在宅サービスセンター(調理室)です。
皆さんのご参加お待ちしております!

2016年11月21日月曜日

平成28年度ふれあい・いきいきサロン交流会

11月18日(金)の午後、
中川区役所講堂で、90名という多くの方にご参加いただき、
ふれあい・いきいきサロン交流会」を開催しました♪

今回は地域活動スタート講座の2日目にも位置付けられていて、サロン実践者だけではなく、これからサロンに興味のある方、これから地域活動を始めてみたいという方も対象としたサロン交流会でした。

前半は、『 再・発見!地域のたまり場「サロン」の魅力
       ~ふれあい・いきいきサロンの意義と効果 ~ 』
について中川区社会福祉協議会 渡辺次長からお話をさせていただきました。


その後は、
サロンを始めて10年になる愛知学区の『おしゃべりサロン』の木村さん
中川区で男性だけで活動しているグループ『クローバー・クラブ』の神田さん
サロン支援ボランティアグループとして活動をスタートした『千代の会』の近藤さん
に活動内容の報告をしていただきました。












さんのお話に共通したのは、『参加者がおしゃれになったり、若々しくなることがうれしい。』『誰かのためにしてあげるというものではなく、させていただいている。』『情けは人のためならず。結果的に自分の楽しみになり、自分の為にもなっている。』と、人の喜びが自分の喜びとなっているということだったと思います。

実践者の皆さんが、いきいきと報告してらっしゃる様子が印象的でした。

後半は、グループ毎に交流をしたり、関係機関からサロンに必要な情報を提供したりしました。予想を上回る多くの方に参加していただき、サロンが確実に増えていること、より注目されていることを再認識しました。


今後も、よりよいサロン活動ができるよう、交流の場や情報の提供など支援していきたいと思います!ご参加くださった皆さんありがとうございました。今日の交流会を今後のサロンに生かしていただければ、幸いです。(幸)

2016年11月17日木曜日

名古屋市立工業高校インターンシップ①

毎年、中川区社協では名古屋市立工業高校のインターンシップ(職場体験)を受け入れています。今年も、2年生の生徒さん2名が社協の仕事を2日間体験してくれました。
職場体験の一環としてそれぞれ「ドロス」さんと「戦国武将」さんとしてブログの記事を書いてくれましたので紹介します。(幸)

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1日目 ~はつらつ長寿推進事業・なかがわ男塾~

◎はつらつ長寿推進事業では、高齢者の方々とふれあい・脳トレや出し物のクイズを行った。脳トレでは高齢者の方々とヒントなどを出し合い、教えあいながら楽しむことができた。出し物のクイズでは時事問題などを出した。思ったより楽しんでもらえたので、うれしかった。



◎なかがわ男塾では本格的な紙飛行機を作りながら、高齢の方々とふれあった。本格的な紙飛行機だったので、作るのが難しかったが、助け合いながら完成させることができたので、よかった。自分が作った飛行機がたくさん飛んだので、うれしかった。



2日目 ~ホームヘルパー同行・見学・はいかい高齢者おかえり支援事業模擬訓練~

◎ホームヘルパーさんに同行・見学して気づいたことは常に気を配っていたことや、訪問先の人と楽しそうにしゃべっていてコミュニケーション能力がすごく高くて驚いた。訪問先の息子さんは仕事で刺繍・趣味で絵をやっていた。刺繍をやっている所を初めて見たので、見ていて楽しかった。絵はどれもとても上手で鉛筆一本だけで書いているのに写真みたいにきれいだった。

◎はいかい高齢者おかえり支援事業模擬訓練では、認知症のため徘徊している高齢者に対する対応などを勉強してから実際に模擬訓練を行った。自分の周りに認知症の方がいるので、ここで学んだことを生かして接していきたい。


僕はこの2日間でまだ知らなかった世界を知ることができたので、とてもいい経験をさせてもらえたと思う。一番心に残っているのは、コミュニケーション能力を向上させるためには話し相手と同等の立場に立って接することが大切と教えていただいたので、これからの生活で意識していきたいと思った。(ドロス)

はいかい高齢者おかえり支援事業・模擬訓練が開催されました

 近年では認知症を患う方が増え、在宅生活を続ける上での社会的な課題、運転トラブルや交通事故といったニュースが報道されることも多くなってきました。また、同居する家族の負担が重くなる症状のひとつに「徘徊(はいかい)」があり、認知症の方が道に迷い帰宅できないといったケースも多く発生しています。

 名古屋市では、そうしたケースに対して地域の皆さんの協力を得て、徘徊している方を早期に発見する取り組みとして、「はいかい高齢者おかえり支援事業」が実施されています。

       ※事業の概要図。詳細は下記から

 この事業の流れを体験し、取り組みや認知症への理解を深めていただくための「模擬訓練」が開催されました。昨年度の八熊・八幡学区での路上訓練から、今年度はヨシヅヤ太平通店での店舗内訓練と形式を変え、お買い物中のお客様へのPRも狙っていきます


 訓練の冒頭では、区内の介護施設にお勤めの鬼頭恵津子さん(名古屋市認知症介護指導者)による、認知症に関する基本的な講座を聴講。「徘徊」にもその人なりの目的や理由があり、道に迷う医学的・心理的な原因を分かりやすく教えていただきました。

 講座の後は、認知症高齢者役の方を探す「捜索・声掛け訓練」に移ります。参加者が数名のグループに分かれて、店内を歩く高齢者役の方を見つけ、優しく声掛けをして帰宅支援につなげるところまでを訓練します。

高齢者役はみつば会(※)の参加者さんにご協力いただきました。
 ※みつば会・・・中川区内で実施する名古屋市高齢者はつらつ長寿推進事業

インターンシップで社会福祉協議会に来ている市立工業高校の生徒さんも、
いきいき支援センター職員からアドバイスをもらって声掛け訓練しました。

  「捜索・声掛け訓練」の終了後には、参加者による反省会を行いました。捜索役の参加者からは『後ろから急に声をかけると驚かせてしまうから、前から声をかけるとの助言が参考になった』、高齢者役の参加者からは、『(探している)たくさんの方に急に囲まれると、少し怖かった』との感想が発表されました。


 実は、模擬訓練中に本物の「捜索協力依頼メール」が区内で配信されており、協力者を増やす=訓練事業の必要性を改めて感じさせられました。認知症を患う人が増えていっても、誰もが安心して暮らせるまちづくりに向けて、多くの方に認知症のことを知って・理解して・ご協力をいただけるよう、取り組みを進め、発信していきたいと思います。(渡辺)

 ※事業のご紹介等は、いきいき支援センターのFacebookも併せてご覧ください。
   https://www.facebook.com/nakagawakuseibu

名古屋市立工業高校インターンシップ②

1日目 
◎はつらつ長寿推進事業(広見コミセン)
・事前に考えてきたクイズをみなさんと行い、喜んで下さっていたようなのでとても安心しました。気軽に話しかけて頂いて、緊張が一気にほどけました。
・最後に全員で『上を向いて歩こう』を歌い、今後も元気でいると約束し合いました。


◎なかがわ男塾(中川区役所講堂)
・とても高度な折り方の紙飛行機をみなさんと一緒に折りました。
・僕は折り紙が好きで、家でも折って楽しんでいますが、とても難しい折り方に苦戦しました。
・最後に今後のあり方について話し合った時にはコミュニケーション能力を向上させる秘訣を教わりました。とても勉強になりました。
 


2日目 
◎ホームヘルパー(お宅訪問)見学
・ヘルパーさんが買い物や掃除をする姿を見て、大変そうだと思いましたが、作業を終え『ありがとうね。』と言われた時には達成感ややりがいを感じることができるのだろうなと思った。

◎はいかい高齢者おかえり支援事業模擬訓練(ヨシヅヤ)
認知症の方が徘徊しているのを発見した際の声のかけ方やその際の注意点を学び、実際に訓練をしました。いざ目の前にするとどのように声をかけたらいいかわからなくなり、パニックを起こしてしまいました。こちらが冷静に、笑顔で目線を合わせて声をかけることで、相手の方も少しは安心して下さるのかなと思いました。


<今回の体験で学んだこと>
・2日間この福祉の仕事を体験させて頂いて、多くのことを学びました。特に印象に残ったのは、男塾で折り紙を折ったことです。その時に教わった教訓を忘れることなく、立派な人間になろうと思いました。
・福祉の仕事について、とても興味が湧きました。もっと多くのことを知りたいです。とても貴重な経験をすることができて、満足しています。
2日間で体験した経験を地域の活動などで活かせればと思います。(戦国武将)

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 この2日間、二人は学校で勉強している分野とは全く違った”福祉”の仕事を体験してくれました。慣れない仕事だったと思いますが、一生懸命・真摯に取り組む姿は、業務で関わった参加者の皆さんや職員の心に残っています。今後、人と関わりコミュニケーションを取るということは、どんな仕事でも共通して必要になるものです。これからの学校生活、また卒業後社会人になっても、この経験を生かして、活躍されることを職員一同願っています。お疲れさまでした。(幸)

2016年11月16日水曜日

一柳中学校作成の『防災マップ』を掲示しています

 今年は熊本地震(4月)、鳥取県中部地震(10月)など大きな地震が発生しています。こうした災害への対策は大きく3つの区分=自助・共助・公助に分類されると言われます。

 「自助」 = 自分で自分を助ける(守る)こと
 「共助」 = 家族や地域、企業が共に助けあうこと
 「公助」 = 行政による救助や支援

 こうした対策は年代に関わらず、ひとりひとりが自覚を持って取り組むことが重要で、具体的な防災対策を考える際に活用されるのが『(地域)防災マップ』と呼ばれる地図です。この『防災マップ』づくりに一柳中学校の2年生が取り組み、中川区在宅サービスセンターでの掲示用に贈呈いただきました。


 1年生で学んだ“地震のメカニズム”が始まりで、2年生になり、地域の防災力を高める「共助」の必要性を学び、「防災マップ」を用いた情報発信を取り組みに選んだそうです。夏休みの宿題として、生徒さんそれぞれが近所の危険な場所を確認し、9月の授業で街歩きを行い、マップを完成させました。
「避難所」や「危険な場所」などを、分かりやすいよう工夫して記載してあります。

「災害時の支援資源(企業等)」の情報も記載されています。

贈呈には、なかがわ災害ボランティアネットワークの
下田代表も駆けつけ、応援メッセージをいただきました 。

 リーダー役の生徒さんからは「自分と周囲の人の命を守るために役立てていきたい」、「たくさんある中から大切な情報を選ぶのが難しかった」といった感想を聞かせていただきました。
 生徒の皆さんの頑張りと、先生や関係者など多くの皆さんのご協力・ご指導があって完成した『防災マップ』。 多くの方に見て・知っていただくことが「自助」や「共助」の防災力向上につながると思います。区役所や消防署などにも掲示されていますので、足を運ばれた際には是非チェックしてみてください。(渡辺)

記念の集合写真、皆さんありがとうございます!