今回は、一柳中学校1年生250名弱を対象に、
7月に行う体験学習の事前学習として、
講師の方にお話をしていただきました。
それぞれの方が日常感じている想いや
日常生活を送るうえでの困りごとなど
中学生に伝えたいことなどを短い時間ではありましたが、
お話をしていただきました。
視覚障がい講師 大矢さん
「見えなくて困ることもたくさんあるが、
時間をかければできることも多い。」
中学生からの「僕たちにできることは?」
という質問には、
「声をかけてくれると助かる。」とのこと。
聞こえないことを補う日常生活で使う道具、
「ピンポーン」という音の代わりに光るインタフォンや
枕の下に震えるベッドシェイカーが付いた
振動式目覚まし時計などを見せてもらいました。
手話サークルのボランティアさんが手話で通訳してくれました。
高齢者については、高齢者が入所・通所している施設の
職員の方に、高齢者の身体的な特徴や認知症などについてお話ししていただきました。
生徒さんからは、施設で高齢者の方から人気のあるプログラムは?、高齢者施設で働いていて嬉しいことは?などの質問が出ました。
車いす 講師 三厨さん
生徒さんからの質問がたくさんありました。
「街に出て困ることは?段差など困る?」
「自分で歩きたい、走りたいと思ったことは?」
などなど。
「段差も困るが、使えるトイレが少ないのが困る。
みんなが声をかけてくれると嬉しい。」
「できないことを思うより、できる、楽しいことを考える。」
などお答えいただきました。
それぞれ15分程と限られた時間の中で濃いお話をしてもらいましたが、
生徒の皆さんもまだまだ聞きたいことがあったようです。
この続きは7月の体験学習の時に・・・ということで、今回は終了しました。
長い時間、熱心にお話を聞いてくれた生徒さんと
伝えたいことを一生懸命お話しいただいた講師の方、
そして、この学習を企画するにあたり、
何度も打ち合わせをしたり準備をしていただいた先生方、
本当にありがとうございました。
(ゆき子)