お出かけ企画として、
中川区水里にある老人保健施設みず里におじゃましました。
入口を入ると、脱穀機や乳母車、昔のおもちゃなどが
展示されていて、参加者さんたちは興味深々です。
⇒昔のパチンコ「懐かしい! ちょっと遊ばせて~」
まずは施設内を見学させていただきました。
廊下には、ご利用者さんたちの作品もたくさん展示されていました。大作も!
施設内には、回想法を行うスペース「みず里村」があり、
昔懐かしい生活用品などが展示されています。
そのスペースで、回想法を体験させていただきました。
回想法とは、過去を振り返りながら、記憶を蘇らせたり
楽しんだりすることで、生きる活力につなげたり、
気持ちを安定させたりして認知症予防などにつなげる方法で、
みず里では、平成16年から取り入れているそうです。
この日のテーマは「桃の節句」。
みず里村には、様々なお雛さまや桃の節句にまつわる道具などが展示されていて、
中には明治時代のお雛さまも・・・。
参加者さんの子どもの頃には、桃の節句にどんな飾りをしたか、
お菓子や料理は? その作り方は? など話が広がります。
お祝いごとに供えられる「おこしもの」は、「懐かしい!」という声がたくさん上がりました。
そして、「米粉で作った」「上新粉じゃない?」
「色はどうやってつけた?」「焼いて砂糖醤油で食べたね!」などなど、
記憶が記憶を呼んで、みなさんからいろんな思い出が飛び出しました。
ほかにも、雛あられや甘酒なども家で作っていたそうです。
「懐かしいね~」「母を思いだすわ」など、いろんな声が上がっていました。
記憶が蘇って脳が活性化(?!)しているところで、手遊びであたまの体操も。展示されている昔の生活用具で、さらに話が盛り上がりました。
帰りのバスを待つ間も、昔の思い出話が出ること出ること!
話がはずみ、楽しい帰り道になりました。
みず里のみなさん、いい体験をありがとうございました。
そして、みつば会のみなさん、
バスを乗り継いでのお出かけ企画、お疲れさまでした! (伊藤ゆ)