2017年3月14日火曜日

平成28年度「中川区地域包括ケアシンポジウム」を開催しました

春の訪れを感じる3月14日、『わがまちの地域包括ケアを考える』と題してシンポジウムを開催し、当日は350名以上の方にご参加いただきました。


第1部は淑徳大学総合社会福祉学部の結城康博教授から「平成30年度の制度改正」をテーマにご講演をいただきました。介護や医療の話題とともに、年金や老後をいきいきと暮らす秘訣などをユーモアたっぷりに解説され、地域包括ケアにおいて住民の皆さんに期待される役割など、地域の実情を見据えた将来像も示していただきました。
 

第2部は鼎談(ていだん)として、結城教授を含めた3名の方にご登壇いただきました。
八熊民生委員児童委員協議会の竹尾朋子会長からは、民生委員として、またケアマネジャーとして「地域や高齢者の困りごと」の事例などについてご紹介をいただきました。次に、中川区役所福祉課で地域包括ケア推進を担当する加藤亮主査から、中川区における「地域包括ケアの構築に向けた取り組み」をご説明いただきました。  


後半は、事前や当日にいただいたご質問を紹介し、お三方から回答や情報提供をいただきました。例えば「認知症になった場合の暮らし」、「介護にかかる費用」、「高齢者の定義の見直し」といった質問に、役立つ情報も織り交ぜながら分かりやすく答えていただきました。

なお、当日は、手話通訳者、要約筆記者の方々のご協力を得て、耳の不自由な方の参加にご支援をいただきました。アンケートでは、「高齢になって耳が遠くなったけど、字幕があってよかった」とのお声もいただきました。ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

シンポジウムの目的でもある「地域包括ケアシステムの構築」は、ますます進行する「超高齢社会」に必須であり、急務だと言われています。これからも、こうした機会を増やして、皆さんと一緒に必要な取り組みを考えていきたいと思います!(渡辺)