「新たな総合事業」が始まるにあたり、
いよいよ地域住民主体のサービスが重要視されています。
そこで、実際の支援場面でどんな課題があるかを
実際の個別事例に着目し、
福祉専門職と地域住民で検討することを通して、
協働する際の課題を把握・分析することを目的に、
現在、中川区社協では、全国社会福祉協議会からの委託を受けた
「要支援者等への支援における専門的援助と
住民主体の福祉活動の協働に関する調査研究事業」
を行っています。
・・・説明が難しくなってしまうので、分かりにくいと思いますが、
国が制度改正をするのにあたり、
現場でどんな課題があるかを報告するための
取り組みを行っているのです。
現在、介護保険やボランティアなど住民による
支援を受けて生活をされている方に事例提供協力をしていただき、
またそれに関わる専門職(介護の計画を立てるケアマネジャーさんや
ホームヘルプサービスなどサービスを提供する事業者さんなど)と
常磐学区・千音寺学区などで行われている
地域支えあい事業に関わる
ご近所ボランティアコーディネーターなど地域住民の方に
参加いただいて
検討会議を行っています。
多くの方の日程を調整し、
情報提供など協力をお願いし、資料を作るなど準備は大変ですが、
やはり顔を合わせて、
みんなで情報を共有しながら検討するのは本当に大切だし、
勉強になるなとあらためて思いました。
専門職の方は、
専門的なアプローチで
対象の方の支援を考え、色々なサービスに繋げているし、
地域住民の方は、
その方の生活を把握され、
緩やかに関わりながら見守ったり、
その方の特性を活かした活動に繋げたりと
本当にそれぞれの立場で
支援をしている様子が
分かりました。
それぞれの得意なところを発揮しながら、
またご本人の得意な部分を活かしながら、
ご本人の暮らしが充実し、
また地域が充実していく、
そんな正のスパイラル(?)のようなものが
見えたような気がしました。
ここで検討した10事例は、
22日に行う「生活支援連絡会」でも検討され、
取り組みをまとめながら、
2月に「福祉のまちづくりシンポジウム」で
報告をさせていただき、
また、全国社会福祉協議会に報告させていただく
予定です。
協力していただいた皆さん、
本当にありがとうございました。
(ゆき子)