西中島小学校4年生を対象に、高齢者疑似体験の授業を行いました。
この学校では、地域の高齢者の方を学校に招き
一緒に食事をする会食会を毎年行っていて、
高学年になる4年生がその会の企画をするそうです。
2日後に会食会を控えたこの日、事前学習としてこの体験を行いました。
かかと・ひざ・ひじなどをサポーターで動きにくくし、
足首・手首・ベストにおもりを入れ身体を重くします。
また、手袋・サポーターで指先を動きにくくした後、
視界が黄色く見える白内障ゴーグルをはめ、
聞こえにくくするためイヤーディフェンダーを装着。
全身を老化させ、日常の動作を体験します。
普段当たり前に書いている自分の名前も、
見づらく指先も動きにくく、
かなり書きにくかったようです。
また、階段を降りる時も、足下が見えづらく、
足の上げ下げが重く感じ、大変だったと感想を言ってくれました。
高齢者と言っても、人により差がありますが、
身体機能は誰でも加齢により衰えます。
しかし、
歳を重ねて良かったと思うことというテーマで
子どもさん達に
事前に自分の周りの高齢者の方にお話を聞いて来てもらったところ、
「孫に囲まれたこと」
「色々な人と出会えたこと」など
色々なステキなコメントを発表してくれました。
この日の授業に協力してくれたサポーターも
「高齢者」と言われる方が大勢います。
元気な人もたくさんいるということですよね。
今回の体験が、児童の皆さんの日常につながると良いなと思います。
とりあえず、2日後の会の準備などうまくいくことを
お祈りしています。
(ゆき子)