11月18日(火)、19日(水)の両日、市立工業高校機械科の生徒さん2名が、
社協で就業体験を行いました。
2日間という短い期間ですが、できるだけ社協のいろいろな仕事を知ってもらうおうと、
様々な業務を体験してもらいました。
1日目。
社協の役割や業務についての講義や、
いきいき支援センターの職員による業務説明、認知症サポーター養成講座を受けました。
また、介護保険事業所の訪問介護に同行してもらい、
ご利用者様宅でヘルパーさんの仕事を見学したり、ご利用者さんとお話しをしたりしました。
2日目。
午前中は、野田小学校での福祉体験学習に参加。
5年生を対象にした視覚障がい者のガイドヘルプ体験です。
開始前の時間を利用して、2人もガイドヘルプを体験し、
授業では、児童たちの体験を補助したり、ボランティアさんたちのお手伝いをしてもらいました。
午後からは、みつば会(はつらつ長寿推進事業)が行われている
昭和橋コミュニティセンターと東起町公民館に、それぞれ移動しました。
東起町公民館では体操のプログラムに参加したほか、
自身で企画したビンゴ大会も行ってもらいました!
昭和橋コミュニティセンターでは、音読講座に参加。
生徒さんにとっても久々の?音読を、参加者さんと一緒に大きな声で行いました。
機械科の生徒さんたちにとっては、福祉の分野はなじみのない、
初めての体験ばかりだったと思いますが、
最後に生徒さん自身が言っていた「人とのコミュニケーションの大切さ」は、
どんな仕事にも、だれの生活にも関わってくるもの。
2日間、まじめに積極的に取り組んでくれた2人。
この体験を活かして、今後さらなる活躍を期待しています! (伊藤ゆ)
≪体験を終えての感想をご紹介します≫
~職場体験を終えて~
二日間の職場体験の中でとても良い経験や知識を得ることができました。
一日目の講義では、福祉はどんな組織なのかや、認知症はどんな病気なのか、
相談援助のしくみなどを細かい部分まで知ることができました。
業務体験では、小学生からお年寄りの方まで幅広い人との交流をしました。
交流の中で、会話をして笑顔になったり、一緒に体操や歌を歌って楽しんだり、
とてもよい人間関係が築けたと思います。
視覚障がいの方や体に障がいのある方と交流する中で、自分の生活との違いや不便さを
実感することができました。トイレ、食事、移動、全てに対して他の人の助けが必要だと
あらためて気づくことができたので、これからは自分も障がいのある方の助けになれるように
身近な所で意識して生活してみようと思います。
~人生にとって、大切な体験~
僕はもともと福祉について知らないことばかりで、2日間どんなことを意識して仕事をすれば
よいのか不安ばかりでした。でも実際に中川区社会福祉協議会の職員のみなさま方が
とても親切で優しい方ばかりで、社会福祉協議会について、福祉という言葉の意味について、
認知症についてなど、様々なことを教えていただきました。
実際にホームヘルパーさんの仕事に同行し見学して、利用者さんにとって、
ヘルパーさんの存在がとても大きく感じました。僕たちはヘルパーさんではないので
実際の仕事は出来なかったけど、利用者さんとたくさんお話が出来て、僕もうれしかったし
利用者さんもすごく喜んでいる様子だったので幸せな気持ちになりました。
また、視覚障がいの方のガイドヘルプ体験もさせていただいて、ガイドヘルプの難しさを
学んだし、視覚障害の方の大変さも学ぶことが出来ました。
自分が普段行っている食事やお金を見分けることも、視覚障がいの方にとっては時間も
かかってしまうし、難しいし、すごく大変だなと思いました。
今後、町で視覚障がいだけではなく体の不自由な方が困っているところを見かけたら、
積極的に声をかけよう!!と思いました。
はつらつ長寿推進事業の見学では、みなさん面白くて話しやすい方々ばかりで、僕自身も
楽しんでしまいました。
この二日間で、中川区社会福祉協議会で学んだことは、僕の今後の人生で大切な知識を
学ぶことができて大変貴重な経験になりました。