東日本大震災からちょうど2年9ヶ月経ったこの日、
市立工業高校機械科3年生37人の皆さんと
防災講座「自分たちにできることを考えよう」
を行いました。
2年前に、課題研究の時間の中で、
「地域」「ボランティア」という要素を取り入れた取り組みをしたいというご相談をいただき、
年に1回、防災講座、赤ちゃんとのふれあい体験を行ってきて、
今回2度目の防災講座になります。
名古屋大学 減災連携研究センター(ホームページは→こちら)の
防災教育スーパーバイザー 近藤ひろ子先生に、
防災についてのお話をしていただきました。
南海トラフ巨大地震が来たら、揺れが数分続き余震が次々に来るので、
どういう対応が必要か、
防災にパーフェクトはなく、TPOに合わせた対応力、行動力が必要で、
高校生の皆さんは、大人と子どもをつなぐ大切な役割を果たせる存在ということ、
特に機械科の生徒さんは、地域でも期待されているよ
などなど。
仙台で被災され、現在名古屋で避難生活を送る方にも来ていただき、
震災の瞬間どのような状況だったか、
自分や周りの人はどのように行動したか、
避難所での生活はどうだったかなどを
お話しいただきました。
テレビで見たり聞いたものより
熱のあるお話で、
当時の恐怖などが伝わり圧倒される思いでした。
また、学校のある昭和橋学区連絡協議会の浅野会長にも
学区の防災についての取り組み、
学校や生徒さんに対する期待などを
お話しいただきました。
後半は、4グループに分かれてのワークショップです。
災害ボランティアグループのメンバーに
ファシリテーターとして入っていただき、
「みんなと一緒に生き延びていく」ために、自分は何ができるか?
ということをテーマに意見を出し合ってもらいました。
グループごとに発表してもらいました。
「男は自分でなんでもやる!」
「自分たちが1番戦力になるので
すすんで手助けする」
なんていう心強い意見もありました!
「ご近所の人と普段から
コミュニケーションを取る」
なんて、大人顔負けの意見を出してくれた
生徒さん達もいました。
ステキです!
避難所になるこの学校には
色々な地域住民の方が来るということ、
体育館が2階にあることを考え、
毛布でできる簡単担架の作り方、
車いすの運搬方法など
を体験してもらいました。
高校生の皆さんには
(に限らないですね。大人もそうかも知れません。)、
普段なかなか考えることが少ない
防災について、
考えてみるきっかけになったら良いなと思います。
地域の皆さんに、
期待された存在だよ!ということを
繰り返し伝えられた皆さんの
今後の活躍を期待しています♪
(ゆき子)