2014年6月17日火曜日

豊治小学校で車いすの体験をしました。


障がいのある人の思いや生活を知り、自分たちにできることを考えようと、
6月5日(木)に、豊治小学校の5年生が車いすの体験学習を行いました。

はじめに、車いすを使って生活してみえる講師の方から、
車いすを使う上での注意点などを話していただきました。

後半の車いす体験では、段差で友達と協力して車いすを
持ち上げる体験も予定していたため、
講師の方は、「一番大切なことは、車いすに乗っている人が
安全なこと。自分ひとりだからできない、と思うのではなく、
まわりの人に声をかけて。」
「車いすを使う人にとって、車いすは体の一部。
自分たちの体と同じように大切に扱って。」などと子どもたちに呼びかけていました。

また、車いすを使うきっかけとなったエピソードや、
普段の生活、趣味のことなどのお話を聞きました。

不自由な中にもできること、
それを可能にしてくれるご自分の体を、
自分にとっての「宝物」と話されたのが、とても印象的でした。

車いすの体験では、3人一組になって
段差やスロープを走行しました。
いつもみんなが使っている手洗い場。ちょっとした段差が車いすではひと苦労・・・

階段は、別のグループにも応援を頼んで「せーの!」 協力して持ち上げます。
自動販売機も、車いすの高さだと届かないところも。

車いすにのることで、生活の中にある、普段は気にせず過ごしていることや使っているものが
不自由に感じられたり、違った印象になったのではないでしょうか。
この日の体験が、思いやりの心や視野の広がりにつながるといいなと思います。

協力してくださった講師の方、ボランティアのみなさん、ありがとうございました!
                                                   (伊藤ゆ)