名古屋市高齢者はつらつ事業(通称:みつば会)の
プログラムで2年ぶりに、参加者さんに川柳を作っていただきました。
初めての方も多く、とっつきにくい部分もありましたが、いざ取り掛かると
皆さんの日常の風景がよくわかる作品が次々と出来上がりました。
1、シルバー川柳
日常の生活の中で感じたこと、思ったことを率直に詠んでいただきました。
杖ついて 歩く姿に 母を観る
青松葉 落ちて枯れても 二人づれ
耳遠く 聞いとらん!と 怒鳴り声
孫娘 ひいたピアノは 家具となり
アレどうだ? ソレそうだよと 分かり合い
朝起きて 新聞よりも 庭の畑
菜園は 虫の試食後 人が食べ
サクランボ メロンにパイン バスの旅
目がさめて 今日の予定は なんだっけ?
何回も 探したところに 何故あるの?
歌うたい 歌詞を忘れて ラララララ
母に似た 鏡の中は 誰かしら?
孫たちの 話を聞くのが 楽しみだ
リビングで チラシ見ただけ 旅気分
だんなさん 朝からテレビ もう寝てる
雨上がり 今がチャンスと 花の苗
梅雨時の 交差点には 傘の花
サッカーで 楽しく遊ぶ こどもたち
梅雨時の 交差点には 傘の花
サッカーで 楽しく遊ぶ こどもたち
2、はつらつ川柳
みつば会への思いやプラグラムを体験しての感想など。
みつば会 楽しい時間 すぐ終わり
みつば会 老いて楽しい 集い花
梅雨空に イソイソ出かける みつば会
みつば会 日ごろの怠惰 背を押され
みつば会 みんな楽しく 折り紙を
年重ね 医者通いつつ みつば会
みつば会 顔と名前が まだ合わず
聞きとれず 横見てあわてて 手をたたく
みつば会 良い作品と 友が増え
足腰を かばいながらの みつば会
みつば会 良い作品と 友が増え
足腰を かばいながらの みつば会
以上の作品のほか、その情景が目に浮かぶ
素晴らしい作品が多くありました。
コバヤシ