2014年10月20日月曜日

西前田小学校で高齢者疑似体験学習を行いました

お年寄りの日常の生活動作を体験することで高齢者や障がい者の気持ちを理解し、
自分たちに何ができるか考えようと、
10月18日(土)、西前田小学校の5年生約50人が、
高齢者疑似体験学習に取り組みました。

高齢者疑似体験は、
手足におもりやサポーターをつけて動きを制限したり、
ゴーグルやイヤーディフェンダーで目や耳を使いづらくします。

西前田小学校の5年生は、
1学期にお年寄りや障がいのある方の生活を知るために
高齢者施設を訪問して、お年寄りが安心して生活するための工夫などを調べたそうです。

体験では、3人1組でセットを装着して
字を書いたり、本を読んだり、お金を数えたり、ボールを投げたり・・・といった
ふだんみんながしている動きを行ってみました。

この日は学校開放デーのため、保護者の方も大勢参観にみえました。
中には疑似体験セットの装着を手伝ったり、セットを着けて一緒に体験をしてくださる方も!
暑くて重くて大変だったと思いますが、
「目が見えにくく読み書きに苦労した」 「お金が数えにくかった」と、
実感のこもった感想を言ってくださいました。

子どもたちからは、「お年寄りが転んだらどうしたらいいか?」
「一緒に遠いところへ行くときに気をつけることは?」などの質問が出ました。
体験をとおして、高齢者や障がい者と接するときにどんなことに気をつけるか、
自分に何ができるのかを考えたことが、こんな質問につながったのではないでしょうか。

この日は高齢者疑似体験のインストラクターや福祉体験サポーターをはじめ、
中川商業高校のみなさんにもボランティアに来ていただき、
セットの装着や体験の見守りなどをお手伝いいただきました。
みなさん、ありがとうございました!                       (伊藤ゆ)

                 先生をモデルにした装着説明の様子