自分たちに何ができるか考えようと、
10月18日(土)、西前田小学校の5年生約50人が、
高齢者疑似体験学習に取り組みました。
高齢者疑似体験は、
手足におもりやサポーターをつけて動きを制限したり、
ゴーグルやイヤーディフェンダーで目や耳を使いづらくします。
西前田小学校の5年生は、
1学期にお年寄りや障がいのある方の生活を知るために
高齢者施設を訪問して、お年寄りが安心して生活するための工夫などを調べたそうです。
体験では、3人1組でセットを装着して
字を書いたり、本を読んだり、お金を数えたり、ボールを投げたり・・・といった
ふだんみんながしている動きを行ってみました。
この日は学校開放デーのため、保護者の方も大勢参観にみえました。
中には疑似体験セットの装着を手伝ったり、セットを着けて一緒に体験をしてくださる方も!
「目が見えにくく読み書きに苦労した」 「お金が数えにくかった」と、
実感のこもった感想を言ってくださいました。
子どもたちからは、「お年寄りが転んだらどうしたらいいか?」
「一緒に遠いところへ行くときに気をつけることは?」などの質問が出ました。
体験をとおして、高齢者や障がい者と接するときにどんなことに気をつけるか、
自分に何ができるのかを考えたことが、こんな質問につながったのではないでしょうか。
この日は高齢者疑似体験のインストラクターや福祉体験サポーターをはじめ、
中川商業高校のみなさんにもボランティアに来ていただき、
セットの装着や体験の見守りなどをお手伝いいただきました。
みなさん、ありがとうございました! (伊藤ゆ)
先生をモデルにした装着説明の様子